著: きょーちか 自分が好きな街を考えたときに、真っ先に思いついたのが埼玉県にある「春日部」だった。 幼稚園から大学を出るまでの20年間、私は北春日部駅近くにある一軒家で育った。春日部にいたころを思返してみると、自転車でどこかしらを走り回っていたことが多かったように思う。私にとっての春日部は、「走るのが楽しかった街」なのかもしれない。 年末になって春日部に帰ると、自転車乗りのお父さんが立派なクロスバイクを貸してくれた。春日部を離れてから4年間が経った。久しぶりに、かつてのように自転車で春日部を走ってみることにした。 家を出てまず向かったのは、内牧公園。ここは自転車に初めて乗れるようになった幼稚園のころから、何度も何度も通った思い出の場所。 小さいころはここで花見をした。ザリガニも釣ったし、マラソン大会にも参加した。 大学生になっても時々内牧公園へ行った。 春には芝生で本を読み、秋には片道1
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く