サブカルチャー/美術評論家、 樋口ヒロユキのブログです。 現在の仕事の状況についてはこちら。 ツイッターはこちら。
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最近、本屋さんでブックカバーを希望しない人が増えてきているそうだ。 読書の秋が過ぎた今、実際どうなのか本屋さんに聞いてみた。 「本不況、本が売れないというのももちろんありますが、今は本を買っても“そのままで”と言う人が増えてますね」 と、全国チェーン展開している本屋さんは口を揃える。 「駅の近くにある本屋ではブックカバー率が高いそうです。電車の中で読むためでしょうね。ただしそれも以前に比べると減ってきています」 昔は本を汚したくない、本を傷つけないためなど、本を守るためにブックカバーをつける人が多かったそう。 しかし現代は本は貯蔵するよりも読み捨て、すぐに売るという声が多い。そこでブックカバーなど面倒なものはつけず、購入していく人が増えたのではないかと書店員さんは言う。 それに最近はネット通販で本を買う人が多いせいもあるだろう。ブックカバー無しで送られてくるため、そのまま持ち歩く人が増えて
人一倍の読書家ということはなくても、それでも気がつくと膨れあがっているのが本。筆者もご多分に漏れず、気がつくと本棚に収まりきらない本が床に積み上がっていたりする。 実家に置いてもらうのも限界があるが、しかし本を捨てるというのは非常に良心が痛むもの。かくして不要な本は古書店に持っていくことになるのだが、これがなかなか大変なのだ。 「文庫本は0円」は悲しい 古書店の大手チェーンで自分の本を売ったことがある方はご存じだと思うが、この手の店の買い取り価格は一般の古書店とは値付けの方法が違う。古書として価値が高いか低いかを目利きが判断するのではなく、「新しい本ほど価値が高い」という原則に従って値付けがされる。従って「学生のころ大事にしていた本」とか「名作の初版本」といった本は限りなくタダに近い買い取り価格になる。 もう1つ厳しいのが「文庫本の買い取りは0円」ルールだ。筆者は最初このことを知らず、大学
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