「昼飯大塚古墳」後円部の一部、姿現す 大垣市教委調査 2012年01月27日09:27 ◆埴輪の配置も判明 調査により、埋もれていた3段築成の墳丘部分があらわになった昼飯大塚古墳=大垣市昼飯町 大垣市昼飯町にある県内最大の全長150メートルの前方後円墳「昼飯大塚古墳」(国史跡)で行われている調査で、土や樹木の下に埋もれていた高さ13メートルの後円部の一部が現れた。広範囲の調査により、斜面に並べられた葺(ふき)石の特徴や埴輪(はにわ)の配置などが明らかになった。 調査は、同市教育委員会が1994(平成6)年から本年度にかけて実施。26日、これまでの調査成果を発表した。 後円部は階段状に3段で築成されていた。今回むき出しになったのは、後円部の約8分の1。斜面の傾斜角度や葺石の配置などが、同古墳が築造された古墳時代中期(4世紀末)より古い時期の特徴を残しており、後円部の1段目の平面に23個の埴輪