デジタル一眼レフ撤退も オリンパス、カメラ再建策 オリンパスは12日、製品群の縮小を柱とするデジタルカメラ事業の再建策を、今春策定することを明らかにした。デジタル一眼レフカメラからの撤退も検討するほか、高性能カメラ付きスマートフォン(多機能携帯電話)の普及で苦戦している小型デジカメも一段と絞り込む。巨額損失隠し事件を受けて事業の再構築を進める中、さらに追加のリストラに踏み込む。 デジカメの不振を受け、2013年3月期の連結業績予想を同日、下方修正。売上高は従来予想比170億円減の7400億円、純利益も20億円減の60億円とした。 デジカメを中心とする映像事業は営業損益が160億円の赤字と3年連続で損失を計上する見通しだ。12日の記者会見で竹内康雄取締役専務執行役員は「映像事業の回復は喫緊かつ重要な課題で、さらなる構造改革の検討を進める」と語った。 デジカメの12年4~12月期の販売
オリンパス岡谷事業所内の植物工場「ラプランタ」(岡谷市長地柴宮)が5月末で事業を停止し、会社を清算することが5日、分かった。オリンパスの中期経営計画に基づく事業整理の一環で、植物工場の事業譲渡を数社と検討したものの不調に終わった。従業員45人(うち正社員3人)はハローワークと協力し、再就職のあっせんに取り組むという。 オリンパス広報IR室によると、巨額の損失隠しなど一連の不祥事を受けて昨年6月に策定した中期経営計画に基づく措置。オリンパスは、企業再生に向けて「カメラ」「内視鏡」「顕微鏡」の3事業に経営資源を集中しており、継続が難しいと判断した事業や子会社の売却や縮小、整理、撤退を進めていた。 ラプランタは、オリンパスグループで新規事業の開発を担当する「オリンパスビジネスクリエイツ」(東京都)の子会社で、1995年に設立。岡谷事業所内の体育館を改修し、全国に先駆けて2004年に操業を始め
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