[以前](/2012/02/linuxmakefile-4.html)、 `.PHONY:` 指定と `: FORCE` 指定について触れたことがあるのですが、 明らかに両者を使い分けるべきケースがあることに最近気がついた。 まずは、 make の初歩ですが、 PHONY ターゲットからおさらいします。 次のような `clean` ターゲットがあったとする。 clean: $(RM) $(programs) $(objects) もし、カレントディレクトリにたまたま `clean` という名前のファイルが存在すると、 この `clean` は実行してくれません。 $ touch clean $ make clean make: `clean' is up to date. そこで、 .PHONY: clean clean: $(RM) $(programs) $(objects) としてお
Ubuntu 64bit版を使用していて、32bit版のライブラリやアプリ(例えば:32bit版 libGL.so)を作成(コンパイル)する場合の基本的な環境設定の覚書です。自分のための覚書なので、読まれても意味不明かもしれません。さらに、32bit版を使用されている方は、読む必要は全くありません。 コンパイルするものによっては、他にもライブラリが必要になるかもしれません。 <32bit用ライブラリ関係> sudo apt-get install ia32-libs lib32gcc1 lib32stdc++6 libc6-dev-i386 gcc-multilib それと、shared libraryにはsoname(最後が.soで終わるシンボリックリンクファイル)とrealname(最後が.so.数字.数字 のように終わる実態のあるファイル)というのがあります。つい最近、知りました。
サーバアプリケーションを作成する場合、ldコマンド実行時は“-E”オプションを、gcc/g++コマンド実行時は“-Wl,-E”オプションを指定する必要があります。
はじめに Binary Hacks の校正大会にて、あーセクションの話が少し説明不足で不親切だね、っていう話が出ました。あった方がいいかな、と思ったので、宣伝を兼ねて、ここに私が知っていることを書いておきます。 内容としては、 Binary Hacks に比べてかなりいい加減に書いています。例えば調べものは一切せずに書きます。著者の中で最もいい加減な私が本よりもいい加減に書いたということで、 Binary Hacks の全ての文章はこれよりはレベルが上、というようなサンプルだと思って下さい。宣伝を兼ねるということで、これ単体ではフォローせずに Binary Hacks のここを見てね、というポインタだけ示す部分が多いです。『』で囲まれた文字列は Binary Hacks の中のハック名に対応しています。 書いてる最中なので、気が向いたら内容を追加します。 詳しい参考文献としては Linke
GNU Cは、 ANSIの標準Cにはない特徴的な言語機能をいくつか提供しています (`-pedantic'オプションは、 これらの機能が使われた場合に 警告メッセージを出力するようGNU CCに対して指示するものです)。 条件コンパイルにおいて、 これらの機能が利用可能であるかどうかをテストするためには、 __GNUC__というマクロが事前に定義されているかどうかをチェックします。 この__GNUC__というマクロは、 GNU CCでは常に定義されています。 これらの拡張機能はCとObjective Cで利用可能です。 また、 そのほとんどはC++でも利用可能です。 C++にのみ適用可能な拡張機能については、 C++言語に対する拡張機能を参照してください。 式の中の文と宣言 GNU Cにおいては、 丸括弧()で囲まれた複文を1つの式とみなすことができます。 これによって、 1つの式の中でル
もう締切日なのにネタがない。というわけで簡単なプログラム "hello, world" がどのように起動され、どのように処理されて動くのかを無意味に詳しく解説してみよう。 #include <stdio.h> int main(int argc, char *argv[]) { printf("hello, world\n"); exit(0); } この hello.c をコンパイルすると次のようなhelloというバイナリができる % cc -g -o hello hello.c この hello というバイナリは % file hello hello: ELF 32-bit LSB executable, Intel 80386, version 1 (SYSV), for GNU/Linux 2.2.0, dynamically linked (uses shared libs),
ホーム 検索 - ログイン | | ヘルプ Assembler/ForFun(x86_32)/05, 16bit BIOS with GNU as [ Prev ] [ Next ] [ Assembler ] GNU asはGNU binutilsに含まれているアセンブラです。 本記事では、Assembler/ForFun(x86_32)/04, 16bit BIOS with NASM で作成したHello, Worldプログラムを GNU as 版に書き直してみます。 参考: Using as http://sourceware.org/binutils/docs-2.20/as/index.html 連載:アンティーク・アセンブラ~Antique Assembler|gihyo.jp … 技術評論社 http://blog.miraclelinux.com/asianpen/20
試行錯誤してインラインアセンブラのチュートリアルが完成した。 やったぞ,なんだか分からないけど俺はやったんだ! GAS構文の概要 まず,GAS のシンタックスについて見ていく。GAS は標準で AT&T 記法を使用しているが,.intel_syntax ディレクティブにより intel 記法を使うこともできる。忌々しい AT&T 記法とはおさらばだ! intel 記法を使うには,アセンブラファイルの先頭に次の行を置く。 .intel_syntax noprefix また,C ファイルから作成される GAS を intel 記法で出力させる(又は,インラインアセンブラで intel 記法を使う場合)には GCC にこんなオプションを加えてやる: gcc -masm=intel ... intel 記法が手に入りテンションが上がってきたところで,さっそく構文の説明を始めることにしよう。一応注意
Twitterでうっかり"GCCインラインアセンブラ拡張構文の解説でもするか"と発言したら、二人くらいに期待ageされたので、とりあえずCPUIDを例にインラインアセンブラの解説をします。 環境はi486(x86,IA-32)上のGCCが動く環境を想定しています。80386はCPUIDが無いのでごめんなさい。 x86_64(x64,AMD64)の人もそのまま遊べます。MIPSやPPC動かしている人は回れ右。今回はOSは関係ありません。 コンパイラは当然GCC(gcc/g++)です。3.2以降または4.0以降で動くと思います。MSVCやdmdの人は回れ右。最適化は特記の無い限りしてもかまいません。 単純な例から。 とりあえずcpuid命令を発行してみます。 int main() { asm volatile ( "xor %eax, %eax\n\t" "cpuid" ); return 0
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く