砲艦「嵯峨」のお手軽スクラッチ後編、とはいえ、工作要素は無く、専ら木の色についての研究と妄想。 写真が多く記事そのものは長いけど、文字数的にはさほどでもないので気軽にお読みくださいまし。 艦艇の木甲板はこんなに鮮やかなのか? 巷間の日本海軍艦艇の作品を見ると、鼠色は工廠別の再現にこだわる方が多いが、木甲板色はリアリティより雰囲気優先で塗られているものが多い様に感じられる 個人的には、所謂デッキタン系の色が伐りたての生木か安い家具のプリント合板の様で、どうもしっくりこない。 写真はメーカー製木甲板シートだが、塗装でもこの系統の色の作品が多い印象。 模型でよく見かける色は高明度かつ中~高彩度でかなり鮮やかだが、実際に屋外にある木製品でこのような色合いの物を見た記憶が無い。ここに違和感を覚えるのだ。 そこで、一旦、先行作品の色は脳裏から追い払い、一から木甲板の色について考えてみた。 身の回りにあ
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