首都高速道路(首都高)神奈川線の29料金所と湾岸線の舞浜料金所の自動料金収受システム(ETC)で1月12日に発生した障害の原因がこのほど判明した。原因は改修したプログラムの不具合ではなかった。料金所の各車線に設置している「車線サーバー」が持つ設定ファイルが変更されていたことが原因だった。変更によって,起動に必要なデータが削除されていたため,プログラムは立ち上がることができなかった。 障害の引き金になった設定ファイルには,「神奈川線」といった路線名や,最新の料金表といった,車線サーバーのプログラムが参照するデータが入っている。その中には,「利用開始2001年1月1日」「利用終了2010年1月1日」といったような,設定ファイルの利用期限を設定しているデータが含まれている。これは,車線サーバーが誤って古い設定ファイルを利用しないようにするためだ。 車線サーバーは5メーカーがそれぞれハード/ソフト