第1回 RFIDシステム用プログラム開発の心得 西村 泰洋 富士通株式会社 ビジネスインキュベーション本部 開発部 担当課長 2007年7月11日 RFIDシステムに必要なプログラムの実装方法はベンダによってクセがある。本連載はRFIDシステムに必要とされるプログラミングスキルを伝授するバイブルである(編集部) これまで「RFIDシステム導入バイブル」でRFIDシステムの導入と構築の基本について解説しました。その後の「RFIDプロフェショナル育成バイブル」では、RFIDシステムのプロフェショナルとなるための方法論やスキルを解説しました。しかしながら、プログラミングのレベルまでいかないと本当の意味でのシステム構築になりません。 そこで、今回から始まる「RFIDシステムプログラミングバイブル」では、代表的なメーカーの機器を取り上げながら、どのようにプログラミングしたらよいのかを考えてみます。こ
日立製作所とKDDIは、短距離無線通信方式「Bluetooth」を内蔵したKDDIの携帯電話機(サービス名はau)に装着できる無線ICタグリーダーを共同開発し、2006年10月2日に販売を開始した。有線ネットワークが敷設できない場所でも使用できるのが特徴である。同製品の発売を機に両社は、携帯電話機とICタグを連携させたさまざまなソリューションを提供し、企業向け市場を共同で開拓する。 今回のICタグリーダーは、auの携帯電話機の背面に取り付けて利用するもので(写真1)、日立のICタグ「ミューチップ」(2.45GHz帯の周波数に対応)に準拠した製品である(価格は1台8万4000円)。読み取ったICタグのID番号などのデータを、Bluetoothによって携帯電話機に送信する。携帯電話機とデータを管理するサーバー間の通信には、auのネットワークを利用する。LANなどのネットワークを敷設できない屋外
■ RFID児童登下校管理システムのクオリティは安心安全ソリューションってレベルか 2004年から2005年にかけてたびたびNHKニュースやテレビ東京で華々しく宣伝されていた、RFID児童登下校通知システムだが、去年あたりから悲惨なことになっていたようだ。 2006年8月13日の日記からリンクしていた個人ブログを再び見に行ってみたところ、その後こんなことになっていた。 「情報科な日々のつれづれ」の「ICタグ」カテゴリ 朝、7:36。 ICタグによる登下校システムの停止。(略) 事務所の電話は、鳴りっぱなし。 何とかならないかといわれても・・・・。 とにかく富士通に対応してもらうまで待つしかない。 原因は、どうやら、メールサーバの停止らしい。 7:36に最後の送信をしてから、停止したらしい。 それ以降に登校した子どもには、メールが送信されていません。(略) 27 September ご迷惑を
東洋製罐とNECは3月6日、世界で初めてペットボトル容器用のRFIDタグ内蔵キャップを開発したと発表した。見ためは従来のキャップと変わらないが、プラスチック素材にICチップと小型アンテナを合わせて成型加工してあるという。 RFIDタグ内蔵キャップは従来のキャップとほぼ同等の大きさで、周波数帯は2.45GHz、通信距離はパッシブ型で10cm。飲料などの水分による電波損失が少ないのが特徴という。固別IDは製造時に書き込むが、随時必要な情報を追記できる。なお、廃棄時にキャップからRFIDタグだけをはずせるタイプも用意する。 NECグループのNECエレクトロニクスが原型を開発。東洋製罐グループの日本クラウンコルクが2008年より量産を開始する予定。今後、飲料メーカーなどと共同で用途開発や市場開拓の検討を進める。両社ではメーカーの販促キャンペーンや、情報機器と連携した商品説明、といった用途を見込んで
京王百貨店は2月6日、無線ICタグを使った婦人靴の在庫検索システムを、複数の百貨店間で共有する実験の模様を公開した。これまで三越や高島屋が実利用してきたシステムをベースに共用可能なシステムを構築することで、コストダウンを図る狙いがある。 共同利用にすることで、百貨店の初期導入コストは「数分の1」(開発を担当したNTTコムウェア)になる見込み。これまでは1システム当たり数千万円のコストがかかっていた。今回の実験には、京王百貨店と井筒屋、小田急百貨店、東急百貨店の4社が参加し、いずれも実験のあと実導入する見込みである。京王百貨店は6月の導入を予定する。三越や高島屋なども実験に参加しており、既存システムからの移行も検討している。 実験で見せた店舗内のオペレーションは、これまで三越などが実施してきたものとほぼ同じである。婦人靴に貼り付けたICタグを、入荷時と在庫確認時、棚卸し時、売り上げ登録時にリ
RFIDで子供の交友関係を把握しようという発想に触れて思い出したのは,かれこれ6年近く前に雑誌の取材で『社長失格』の板倉氏をインタビューした時,携帯電話の位置特定技術の話題で,ハイパーネットの倒産後にドコモへと移った元役員を引き合いに「あいつは絶対に俺の彼女を知っている」と力説されたことだ.ドコモほどの大企業で,業務上の理由なくデリケートな記録にアクセスできるとは思えず,一方で新しい技術がそういった不安を惹起すること自体には強く関心を持った. 携帯電話を持ち出すまでもなく,最近ならmixi等のSNSでリンク関係の変遷をみていれば,誰と誰がくっついた離れたといったことはある程度は捕捉できる.RFIDだけでなく,例えば地域SNSならぬ学校SNSっぽいシステムが遠からず普及して,リンクやメッセージ流量の推移を先生が見守るなんて時代が来ないとも限らない.けれども一方で思うのは,そうやってRFIDな
■ RFIDタグ搭載ランドセルの校門通過記録で仲良しグループを割り出すという小学校教諭の発想は普通? 論座2006年8月号に「IT技術は小学生を守るか」という記事が出ていた。これに次の記述がある。 立教小学校(略)の「登下校管理システム」は、ICタグを用いたセキュリティーシステムの草分けだ。(略)導入を進めた石井輝義教諭(情報科主任)は「動機は、どちらかというとセキュリティーよりも利便性にありました」と語る。(略) 「教師の仕事の一部を肩代わりしてもらうことで、生身の子どもと接することに集中できる」。今後はさらに、記録を時間順にソート(並べ替え)して仲良しグループを割り出す、長期欠席児童を把握するといった可能性を考えている。昨年5月の遠足では、バスに児童が乗り込んだかどうかタグで確認する実験も行った。無線LAN機能と専用ソフトを備えたモバイルPCをリーダーとして用いたという。 さらに、技術
三越は2006年1月31日から2月13日まで同社の銀座店(東京都中央区)において、無線ICタグを利用したリアルタイム在庫管理システムの実証実験を行った。女性用高級ジーンズにパッシブ型ICタグを取り付け、店頭やバックヤードなどの在庫を店員や顧客がすぐに確認できるようにした。これにより、「顧客サービスの向上(顧客満足度の向上)や、業務改善の効果を検証するのが狙い」(同社百貨店事業本部商品統括部商品システム推進担当ゼネラルマネジャーの西田雅一氏)である。また同時期に、アクティブ型ICタグを用いた顧客管理(CRM)サービス(コンシェルジュサービス)のほか、ICタグによる在庫管理データとEDI(電子データ変換)による事前出荷明細情報を連携させた次世代型SCM(サプライチェーン管理)システムの実験も行った。 今回の実証実験では、銀座店の2階にあるセレクトショップ「ニューヨークランウェイ」で扱っている5
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