ハリスのコーナー検出。画像処理で特徴点を探し出す基本となる処理です。OpenCVのチュートリアルではだいぶ説明がはしょられています。さすがにあれでは分かりません。調べれば調べるほど泥沼にはまっていったのでその経緯をまとめて、数学が分からない人間でも直感で分かるように紐解いていきます。 定義式を理解する まずは基本の式です。この式そのものはそれほど難しくはありません。 $$E(u,v)=\sum_{x,y}w(x,y)\left[I(x+u,y+v)-I(x,y)\right]^2$$ ちょっと\((u,v)\)だけずらした位置との画素値の差分を取って、その大きさを計算してみよう。それが大きなところがコーナーだ。と言っている式です。 図を使って考えます。横エッジ、縦エッジ、フラット、コーナーをそれぞれ縦横にずらしたもので考えてみます。 まずは横にずらしてみます。 横エッジの画像では差分はあり