ウィルコムは2010年2月18日、東京地方裁判所に会社更生手続き開始の申し立てを行ったことについての記者会見を開催した。会見は代表取締役社長の久保田幸雄氏が出席した。会見での質疑応答の主な内容は以下の通り。 ――会社更生手続きに至った原因は? XGPの投資が重かった。また2009年9月24日に事業再生ADRの申請をした結果、新規契約数が落ち込み、解約数が増えてしまった。その結果、ADRによる自主再建が難しくなったことも原因の一つだ。 ――PHSの契約者数は落ち込んでいる。今後の再生計画を教えてほしい。 今の携帯電話はブロードバンド・サービスであるのに対し、PHSはナローバンド・サービスだと認識している。ナローバンドだけに24時間音声通話が無料で提供できている。PHSが低電磁波のシステムなので、病院内でも使えるという社会ニーズもある。エレベータやATMの通信回線として使われるなど、携帯電話と