NTT東日本の高部豊彦・新社長は6月30日,就任会見で新体制の方針について述べた(写真)。(1)FTTH(fiber to the home)の普及,固定電話と携帯電話の融合(FMC),通信と放送と融合など,ユーザーのニーズに対応した新サービスで経営基盤を確立,(2)NTT東日本グループ内の県域業務会社の再編成を中心としたコスト削減と業務プロセスの改善,(3)災害対策や個人情報の取り扱いといった,サービスの信頼性の確保――への取り組みに言及した。 (1)については「最優先は“光”(FTTH)の普及」と断言。「今年度の目標達成のためにメニューの拡充や納期の短縮,光ならではのアプリケーションのため,グループを通じて相当力を入れる」(高部社長)と意気込みを示した。 (2)の業務プロセスの改善を進める結果,「現場に近いグループ会社への人材シフトで,約1万5000人にいたNTT東日本の社員は7月1日