箱根山、レベル2に 2015/9/12 東京新聞朝刊 気象庁は11日、神奈川県の箱根山・大涌谷の噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げた。火山活動が低下し、大涌谷の外に噴石を飛ばすような噴火の恐れはなくなったと判断した。 気象庁によると、噴火は約2カ月間起こらず、マグマや熱水の移動を示すとされる火山性微動は6月29日を最後に観測されていない。山の膨張も停止。火山性地震は7月が234回、8月は70回、9月は11日午後3時までに4回と減少が続いている。一方、活発な噴気などは継続。大涌谷の半径約500メートルでは小規模な噴火が発生する可能性が残るという。 箱根山は4月下旬から火山性地震が増加し、5月に火口周辺警報が発表され警戒レベルが2に上がった。6月末にはごく小規模な噴火が起こり、レベル3になっていた。 箱根火山レベル引き下げ 箱根町は11日、噴火警戒レベル3で設定され