花見山公園、今シーズンの公開中止発表 樹木の養生必要 福島市の観光名所・花見山の地元住民でつくる花見山観光振興協議会(土田充会長)は21日、今シーズンは「花見山公園」の公開を取りやめると発表した。観光客の増加によって樹勢が衰えてきている木があり、樹木の養生が必要になったという。 花見山公園は雑木林を切り開いた花卉(かき)農家阿部一郎さんが所有する約5ヘクタールの山。ハイキングコースがあり、散策しながら桜をはじめさまざまな花を楽しむことができる。福島第1原発事故後の昨シーズンも約9万4000人が訪れるなど、この10年間で約200万人が訪れた。 ただ、舗装されていない土の道のため、コース近くのウメやモモの木の根元が傷んで真っすぐに伸びず、出荷できなくなるケースもあるという。山には3月1日から入れなくなる。ハイキングコースを登ることはできないが、周辺から花の山を眺めることは可能。土田会長は「