【モンタバウアー(ドイツ西部)=工藤武人】フランス南東部アルプス山中で24日に起きたドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの旅客機墜落で、フランスとドイツの捜査当局は26日、意図的に機体を墜落させたとみられる副操縦士のアンドレアス・ルビッツ容疑者(27)について、殺人容疑で本格捜査に着手し、実家や住居を捜索、パソコンなどを押収した。 今後は動機の解明が焦点となる。 捜索は、独西部モンタバウアーにあるルビッツ容疑者の実家やデュッセルドルフの住居が対象。独DPA通信によると、実家の捜索は約4時間に及んだ。パソコンのウェブサイトの閲覧履歴や書き込みの分析に加え、日記など心情をつづったものがなかったかなどについて調べるとみられる。 27日付の独大衆紙ビルトは、ルビッツ容疑者が精神的な問題を抱えていることを独航空当局が把握しており、定期的な医師の診断を必要とするとの所見が操縦免許に記載されていたと