監督業とは酷なものだ。常に結果を問われ、内容も求められる。勝てば称賛され、敗れれば罵声を浴びせられる。 ロシアW杯に臨むサッカー日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が本大会を目前に解任された。結果や内容だけでなく、現場をまとめ、現場以外との関係性も大事ということなのだろうか。 日本プロ野球界で今、最も「解任」から遠い立場にいるであろうと思われる広島の指揮官、緒方孝市監督に「ハリル解任」について問うと、「俺に辞めろと言っているのか」と笑いながら怒られた。 すべての責任を背負う立場で常に解任と背中合わせなのは、連覇中の指揮官であっても同じ。チームが連敗中の時期ということも含め、愚問だったと猛省している。 広島の監督に就任して4度目の春を迎えた。監督として初めて過ごしたシーズンは、心が折れそうになるほどの罵声を浴びせられた。真っすぐな性格ゆえ、強い使命感や責任感から必要以上に力が入っていたの
![サッカーも野球も指揮官は大変。カープ緒方監督が気を付けていること。(前原淳)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bf906934eb83deee0b8240e13de2a61a6848686a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2F2%2F-%2Fimg_62225ecb4e2f688ef7e7bcbec3d850b8169262.jpg)