[ナント(フランス) 25日 ロイター] 刑務所に収監されている受刑者が自転車でフランス各地を巡る初の「囚人版ツール・ド・フランス」が、来月開催されることになった。刑務所関係者が25日、発表した。 それによると、参加する196人の受刑者は一団となって移動することになっており、スプリントで集団を引き離すことは認められない。このイベントには刑務官や刑務所のスポーツ・インストラクター計124人が同行。チームワークや努力などの価値観をはぐくむことを目的としており、順位は付けないという。 イベントに参加する48歳の受刑者は「刑務所の現実から開放されるチャンスだ」と話した。 受刑者らは、6月4日に北部の都市リールを出発し、刑務所のある17の町を巡りながら、ゴールのパリまで2300キロの走破を目指す。宿泊先はホテルになるという。
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