前原誠司国土交通相は10日、毎日新聞のインタビューに応じ、高速道路無料化の影響などを調査する10年度の社会実験について「無料にするところはETC(自動料金収受システム)を使おうが現金客であろうが関係ない」と述べ、ETC機器を搭載しない車でも無料になるとの見通しを明らかにした。また、10年の通常国会に提出する考えを明らかにしていたダム事業中止に伴う補償法案については、提出時期が11年の通常国会にずれ込むとの見通しを示した。 現行の「休日上限1000円」はETC機器搭載車のみが対象。高速道路無料の社会実験については、有料・無料区間をまたいで走る場合、ETC機器がないと料金徴収が煩雑になるため、利用対象をどうするかは明らかになっていなかった。また、前原国交相は、無料化は「通年でやる」と述べ、時期限定で実施するわけではないとした。ダム事業中止に伴う補償法案は、川辺川ダム(熊本県)を「モデルとして