まだあどけなさが残る、一見普通の女子高生。しかしひとたびレースに降り立てば、そのふんわりとした表情が一変する。太郎田水桜(みお)さん16歳(東京成徳・東京)。女子では唯一の高校生として東京都自転車競技連盟(東京車連)の強化指定選手に選ばれた自転車競技界の期待の新人だ。方や女性ロードチームユニット「ちゃりん娘」としても活動し、活躍の場を広げている。女性サイクリストとして自転車の楽しさと勝負の厳しさに体当たりで挑戦する17歳の素顔に迫った。 衝動で父親のロードバイクに 初めて買ってもらったアンカーのロードバイクと (太郎田水桜提供) 水桜さんが自転車に乗り始めたのは10歳のころ。初めて買ってもらったクロスバイクで、サイクリストの父親に連れられて、通称「荒川サイクリングロード」を走っていた。「最初の頃は目標のグルメスポットを決めて、行って食べて帰ってくるという“ご褒美ライド”で遊んでました。うち
![“強かわいい”自転車女子 太郎田水桜さん「勝つことで、強くなれる」 | Cyclist](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/90875ea03b18ed3c9820c4035b8dade4d55743a3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.cyclist.sanspo.com%2Fphotos%2F2017%2F10%2FIMG_6453-a.jpg%3Fx27107)