前回に引き続き、宮澤崇史監督率いる「レモネード・ベルマーレ」との壮絶な長野合宿について書かせていただく。地獄の山岳へと向かう入口で、宮澤監督は選手達に「ダンシングでケイデンス100」と告げた。それと同時に、私を除く選手達は恐ろしい速さで山へと消えていった。どうやら監督は山岳でダンシングが苦手な私に、ダンシングの極意を教えてくれるようだ。少しホッとした。 ダンシングの基礎は体幹にあり 宮澤監督は、まず悪い例としてハンドルに体重が乗ってしまっている私のダンシングを真似て見せてくれた。自分ではそんなにハンドルに乗っているイメージはなかったが、改めて客観的に見せていただくと、確かに重心が少し前にあることがよくわかった。 プロとの練習に緊張を隠せない表情 すると監督は、ブラケットの先の尖った部分を親指と人差し指で摘まみ、指だけでダンシングをし出した。「体幹で支えられるとこんな事もできちゃいます」。さ
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