2日未明、ビンラディン容疑者死亡のニュースにわくニューヨーク市民。後ろは世界貿易センター跡地に建設中の「ワン・ワールド・トレード・センター」=AP 米同時多発テロで崩壊したニューヨークの世界貿易センター跡地「グラウンド・ゼロ」には2日未明までに、ビンラディン容疑者殺害のニュースを知った市民ら千人近くが集まった。歓声を上げ電柱に登ったり、星条旗を振ったりした。 ヨキーナ・ジャマールさん(32)はニュースを見た瞬間、「これは、グラウンド・ゼロに行かなくちゃ」とハーレムの自宅からろうそくを持って駆けつけた。「9・11」の時は、ジョージア州にいたが、米国全土が攻撃されていると恐怖を抱いた。「長年、待ち望んでいた日が来た。米国のことを誇りに思う」 タクシー運転手のゲリー・セティーさんは「10年前、ここは泣いている人ばかりだったが、今日は笑顔ばかり。いいねえ」。自身は事件の前年にインドからニュー