中国内陸部の四川省で起きた地震の被災地で、一部の被災者が救援物資が不足しているとして抗議活動を行い、その様子を撮影した写真がインターネットに掲載されましたが、その後、次々と削除されており、被災者の不満が広がることに神経をとがらせている中国指導部が削除するよう指示したものとみられます。 今月20日に四川省で起きた地震では、被害の大きかった山間部に通じる道路があちこちで土砂崩れによって寸断されて集落が孤立したため、救援活動が難航し、被災者の不満が高まっています。 このうち、20人以上が死亡した宝興県では23日午前、一部の住民が「寒くて空腹だ」と書かれた横断幕を掲げ、食料やテントなどが不足しているとして地元政府に対する抗議活動を行いました。 中国のメディアによりますと、抗議活動を受けて、地元トップの書記が被災者の代表と話し合ったほか、23日午後になって寸断された道路が通れるようになって食料が運ば