独立行政法人「産業技術総合研究所」(産総研)は1月9日、NECおよび宮崎大学と共同で、藻の一種であるミドリムシ(ユーグレナ)を主原料とした微細藻バイオプラスチックを開発したと発表しました。従来のバイオプラスチックや石油由来の合成樹脂に劣らない耐熱性や熱可塑性(加熱すると軟化し、自由に変形できるようになる性質)を持っているとのことです。 ▽ 産総研:ミドリムシを主原料とするバイオプラスチックを開発 新たに開発された微細藻バイオプラスチックは、ミドリムシが細胞内に生産する多糖類に、同じくミドリムシ由来の油脂成分から得られる長鎖脂肪酸またはカシューナッツの殻から抽出される油脂成分「カルダノール」を加えて合成されました。得られた微細藻バイオプラスチックの物性を測定したところ、衝撃強度は改善の余地があるものの、熱可塑性については従来のバイオプラスチックや可塑剤を添加した酢酸セルロース、石油由来の樹脂
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