10章 「愛」と「真実」の混乱と喪失 −魂が抱いた愛への願いと憎しみ− *初稿につき誤字脱字や変な「てにおは」は無視下さい。出版本までにさらに洗練予定!* 心の問題の始まり 「愛」は本来、私たちの心がそれによって満たされ、人生が豊かになるための、最も大きな感情であるはずだったと感じます。 しかし人は現代社会において、「愛」を求めて自分自身を見失い、傷つけ合い、破滅する、「愛」はそんな心の罠のようなものにも見えます。 この心の歯車の狂いは、一体どこで生まれたのでしょうか。 事実「心が病む」という問題は、その全てが人間の幼少期における「愛への挫折」から始まっていると考えることができます。それは大きな存在に優しい目で見守られ、温かい愛で包まれるべきであった自分が、現実にはそうではなかったという、「この世界に生まれたことにおける根源的な挫折」です。それが、もはや意識体験の許容量すら超えた恐怖ととも