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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (5)

  • 介護サービスを受ける人、受けない人 - ohnosakiko’s blog

    スーパーでたまに見かけるおばあさんがいた。 最初その人を見たのは夏だった。暑いのにボロボロになった長袖の上着を着て、首にもグレーの小さな襟巻きのようなものを巻いていた。近づいた時、それは襟巻きではなくその人自身の髪の毛で、長い間洗っていないらしく、毛髪の束がくっついてまるで一枚の毛織物のようになったのを首に巻き付けているのだとわかった。 年齢は見たところ80歳は超えている感じだった。痩せていて膝と腰がやや曲がり、ヨボヨボと形容していいような歩き方をしていた。大抵、お弁当やインスタントラーメンや菓子パンを買っていた。 身なりや髪の状態からして、周囲に気を使ってくれる人がいないか、人に構われることを拒んでいるかだろうと思った。デイサービスや訪問介護などのサービスを受けていたら、もう少し身ぎれいにしているのではないか。 もちろん「身ぎれい」の尺度は人によって異なる。髪を大量の三つ編みにして一ヶ月

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    czblue
    czblue 2013/04/17
  • 他人のシモの世話をすること - ohnosakiko’s blog

    排泄は、プライバシーを厳重に確保した上で行いたい行為の一つだ。 排泄の直接の「原因」である物摂取は、人と共に行うことに特に恥ずかしさを感じない、むしろ楽しかったりするのに、排泄が強い羞恥心と結び付いているのは、その器官と生殖器の位置が極めて近い(か同じである)ことと、排泄物の匂いや形状が原因だろう。 もし排泄器官が手首についていてウンコがバラの香りと色をもっていたら、ここまでの羞恥心は掻き立てられないのではないだろうか。 そういうわけで、先月から通い始めたホームヘルパー2級講座は、体位変換、ベッドメイキング、シーツの(寝たまま)交換、衣服の着脱と寝間着の交換、車椅子と杖の介助、視覚障害者の介助と進んできて、先日は排泄ケアについて学んだ。 実技に入る前の講師の話はかなり”リアル”で、少し慣れてきた受講生の間にも微妙な緊張感が漂った。やはり介護の仕事において排泄ケアはその緊急性を考えても重要

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    czblue 2013/03/04
  • 女をモノ扱いするのは男の仕様、あるいは男の性の脆弱性と所有欲について - ohnosakiko’s blog

    今週は、女をモノ扱いし女の人格を尊重しない男が世の中には多いので、女性にとって性的に欲望されることは単純に歓迎できないという話のブクマタワーがどんどん高くなっていくのを、あっけにとられて見ていた。 おそらくここでも、内容の是非というよりは話法を巡って(もちろん話法は立ち位置に深く関係する)対立や齟齬が生じていると思われるが、それに深入り言及するのは避ける。 一つだけ、ブコメやハイクでid:simplemindさんが、何の得にもならないのに焼け石に水的な介入と議論整理の努力をされているのに少し感動した。特に感心したのは(別の記事のメタブだが)これ。 自分の事を「殴るどころか怒った事もない優しい性格」だと長年思ってたけど単に人と距離を置いてただけだと結構最近気が付いた/自分の暴力衝動とどう付き合うかは強さとか優しさだけじゃなく経験とか技術も要るよね http://b.hatena.ne.jp/

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  • なぜ親の承諾が必要なのか?・・・二人だけでは結婚できない現状 - ohnosakiko’s blog

    先週は、結婚の約束をしているらしいカップルの男性が相手の親との初会学歴、収入について蔑まれ凹んだという増田の記事に同情が集まって、それに対し、結婚前提で相手の親に会うなら相手方のルールに則ってふるまうべきという激怒(激励?)記事が出てブクマを集め、それに対する賛否両論もいろいろ出て、結婚関連が大変に賑やかだった。 憲法24条に「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立し」とあるように、成人であれば別に親の承諾を得なくとも、役所に結婚届を出すだけで結婚はできる。 だから結婚しようと決めたら、二人揃って「私たち結婚することにしましたんで、よろしくお願いします」という挨拶をすれば、双方の親への礼儀としてはそれで済むはずだ。そう言われれば親のほうも、「そうか。じゃ、まあ頑張りなさい」と言わざるを得ない。いい大人が自分の意思で決めたことを、いくら親だからって理由で反対したり文句つけたってしょうがない。

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    czblue 2008/08/27
  • 『ふしだらかしら』を読む - ohnosakiko’s blog

    おばあさんの性欲 面白いを読んだ。『ふしだらかしら〜老嬢ジェーンのセックスとロマンをめぐる冒険〜』(ジェーン・ジャスカ/清宮真理訳/バジリコ株式会社)。 ふしだらかしら-老嬢ジェーンのセックスとロマンをめぐる冒険 作者: ジェーン・ジャスカ,清宮真理出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2005/05/11メディア: 単行購入: 3人 クリック: 40回この商品を含むブログ (7件) を見る フケ専のポルノ小説でも、中高年女性向けのハーレクイン・ロマンスでもありませんよ。一人のアメリカ人女性の自伝である。腰巻きの文句は、 すべては「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」に掲載した個人広告から始まった。 アントニー・トロロープの小説が大好きな教養ある女性英語教師が綴る、 可笑しくて、ちょっぴり哀しくて、そしてまったくユニークな全米ベストセラーノンフィクション 筆者ジェーン(当時66歳)

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    czblue 2007/12/03
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