今回、取り上げるのは、シグマのサンニッパズームこと、APO 120-300mm F2.8 EX DG HSMだ。実はこのレンズ、カワセミを撮るための長玉として、まず最初に購入を検討していたレンズだ。 というのも、正直な話、ゴーヨンはおろかサンニッパですらボクにとっては予算オーバーで、思い切って買ったとしても、ISなしの旧サンニッパ(EF 300mm F2.8L USM)の中古か、シグマのサンニッパズーム(APO 120-300m F2.8)が精一杯と考えていた。いろいろ調べてみると、写り(特に色乗りの良さ)やAFスピード、純正の安心感を重視すれば、キヤノンの旧サンニッパということになるが、旧サンニッパの保守部品の在庫はすでに払拭している。もし、USMが壊れてしまったらAFはおろかMFもできなくなってしまうため、単なる粗大ゴミとなってしまう。30万円近くも投資して修理不能のレンズを買うのはか