2007年05月16日08:00 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - データはウソをつく 実にキレがあるのにコクがある一冊。 データはウソをつく 谷岡一郎 「統計数字を疑う」が難しすぎた人でも、本書なら安心。 本書「データはウソをつく」は、副題に「科学的な社会調査の方法」とあるとおり、現大阪商業大学学長の著者が、超初心者向けにデータの集め方から分析のしかたまでを解いた本。その過程で当然読者はデータの誇張の仕方を学んで行く事になる。 と書くと、なんだか難しそうだ。実際本書には数量変数とか従属変数とかT-検定とかといった、統計用語もちゃんと登場する。しかしご安心あれ。いしいひさいちの漫画がわかる人なら、本書は確実に理解できる。なにしろ著者自身が、本書の最後でこう述べている。 P.164 引用した十一編の4コマ万がをザッと見るだけで、本書の言いたいことのほとんどがカバーされています。 そう。本書
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