平成27年春の北陸新幹線開業までいよいよ3年となりました。明治19年(1886)に直江津駅に鉄道が敷設されてから125年の間で、交通高速時代を迎え、人もモノも情報もめまぐるしく変遷してきましたが、それまでは「道」が長い間、人の往来や文化の交流を支えてきました。 昨年(平成23年)は、越後高田から長野間の北国街道が成立して400周年という節目の年でしたが、近世の主な街道は、前代からの道路網をうけつぎながら江戸を中心に再整備されたもので、上越地域にも様々な呼称で呼ばれる街道がありました。例えば、通称・加賀街道と呼ばれる五智・国府周辺の街道は、北国街道の一部にあたります。 また、この街道は、金沢まで続くのですが、富山高岡市以東では北陸街道と呼ばれ以西では北国街道と呼ばれています。また、左内町の道標に「右さい道、左おう志う道」とあるように、春日新田・佐内・日の出町・黒井・潟町・柿崎・柏崎・出雲崎・