ホンダが小型車「フィット」のハイブリッド車(HV)を、国内のHVでは最も安い159万円前後で10月に発売することが16日、明らかになった。 2009年2月に発売したHV「インサイト」と同等の燃費性能を維持した上で、価格は30万円引き下げる。HV市場ではトヨタ自動車の「プリウス」の独り勝ちが続いているが、9月末にエコカー補助金制度が終了した後もエコカー需要をつなぎ留める狙いがある。 フィットHVは、排気量1300ccのガソリンエンジンとモーターを搭載する。燃費性能はガソリン1リットルあたり30キロ・メートルだ。フィットの現行モデルと比較すると、燃費は25%向上する。 ホンダは09年2月、プリウスの独壇場が長く続いていたHV市場にインサイトを投入した。価格は189万円と、09年5月に発売を控えていた現行の3代目プリウスの発売予定価格とされていた240万円程度より約50万円安く設定した。 しかし