EVDプレーヤーの正体見たり 前回、早い時期からEVDを出荷してきたメーカー「新科」の最新EVDプレーヤーを購入した筆者は、滞在先で早速開封した。シンプルなパッケージデザインは次世代機という雰囲気を醸し出す「高級感」をまったく漂わせない。付属品としてケーブル類、説明書に加え、EVDのビデオラインアップを紹介した小冊子が添付されていた。
迷走するEVDに裏切られた顧客 2006年の最後に掲載したこの連載でも紹介したように、数十機種一斉販売だとかDVDプレーヤーの国内販売を停止するとかと、なにかと「EVD」ネタで盛り上がっていた中国であるが、そもそも「EVDってなに?」について紹介しておきたい。 EVD(Enhanced Versatile Disk)とは中国がDVDの次を担う光ディスクメディアと期待する技術で、恐れ多くもHD DVDやBlu-rayをライバルとする。中国が「世界の工場」から「知財立国」への転換を目指すため、3G(携帯電話)のTD-SCDMAなどと並んで、EVDは中国のハイテク産業の期待を背負っている「中国最先端IT技術の代名詞」的な存在でもある。中国信息産業部(中国情報産業部)はEVDに3000万元(約5億円弱)を投資していることからも、その期待の大きさが分かる。 EVDメディアはDVDと同じ片面2層で容量
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