弁護士の最所です。 再発防止特別チームは、性加害の事実を認定し、ジャニーズ事務所の隠蔽体質、マスメディアが沈黙してきたことの問題点を指摘しました。 それに対して、TBSの編成部長は、「ジャニーズの方々の出演はこれまで通り」と述べているようです(「読売新聞オンライン」)。 当然のことですが、所属タレントには、何らの責任はありません。では、責任がないから、そのまま出演させ続けてよいのか、これは、全く別の問題です。 事務所の体質が批判され、批判の対象となった体質が、今後、具体的にどのように改善されるのか、改善の方向についても、現時点では、全く明らかにはされていません。 この状況の中で、所属タレントを出演させると、どうなるか。所属タレントとジャニーズ事務所との間には、マネージメント契約が結ばれています。もちろん、契約形態によりますが、所属タレントが出演すると、直接、少なくとも、間接的には、マネージ