小説執筆とIT化 いつもは『マンガで分かるプログラミング用語辞典』を描いている、クロノス・クラウンの柳井です。昨年、松本清張賞の最終候補に残った私の小説が『裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』として出版され、その続編『顔貌売人 ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』が2017年8月7日に出版されました。前作は、プログラマの心理に肉薄した騙し合いになっていましたが、今作はそれだけでなく、情報技術を駆使した、犯人とのチェイスを描いています。 デビューしてからはまだ1年ですが、小説を書いている期間自体は10年以上になります。そのあいだ様々なソフトを試したり、自作したりしてきました。そして今年の2月ぐらいに、そうした自作ツールを私以外の人でも使えるように『小説推敲補助ソフト「Novel Supporter」』を開発してリリースしました。その後も改良を続けています。 本稿では、この小説推敲補助ソフトの