IoT(Internet of Things)事業の拡大を狙った仲間作りの動きが広がっている。ヤフーが基盤サービス「myThings」を公開。機器メーカーやWebサービス企業が導入を始めた。鍵をひねるとECで買い物ができるといった、実サービスも登場する。シャープも自社の家電製品を制御するAPIを公開し、利用拡大を図っている。自陣営の企業や製品を増やし、自社のIoTサービスを業界全体の「プラットフォーム」へと進化させる。 「ヤフー自身が一つずつIoTの応用サービスを開発しても、個別のニーズにしか応えられない。当社はプラットフォーム(基盤サービス)の提供と運営に徹することで、より多様なIoTサービスの実現につなげたい」。ヤフーでmyThings事業を担当する椎野孝弘スマートデバイス推進本部アプリ開発室本部長は、同事業の狙いをこう語る。 ヤフーがmyThingsで取り組むのは、IoTシステムの開