ぺんてるは描画材をはじめ、様々な筆記具を製造している。しかし、ぺんてるが筆屋からその歴史をスタートさせたということはあまり知られていない。そのDNAを受け継ぎ、現在も売れ続けているのが、「ぺんてる筆(1976 年発売)」だ。 今や日本人にとって筆ペンは年賀状や祝儀袋などに書く際、なくてはならない存在だ。 実は、私たちが普段使っている合成繊維を使った毛筆タイプの筆ペンを世界ではじめて作り出したのは、何を隠そうぺんてるなのである。 今回、ぺんてる茨城工場で「ぺんてる筆」の製造開発のトップを務めているぺんてる中央研究所開発部第2開発室の大橋京弥さん、小倉和人さんにお話を伺った。 ぺんてる中央研究所開発部第2開発室の大橋京弥さん 大橋さんと共に筆ペンづくりを行っている ぺんてる中央研究所 開発部第 2 開発室 小倉和人さん ■世界で唯一「ナイロン毛」を使用している「ぺんてる筆」 開発のきっかけは、
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