クラウド時代の新たなデータストアとして、急速に広まりつつあるのが分散KVSです。ここでは、日立製作所が開発した分散KVSである「uCosminexus Elastic Application Data store」を解説していきます。 RDBMSではカバーできない要件に対応するために開発 サービス利用者の行動履歴や利用状況、あるいは各種センサーから大量に生成されるデータなど、社会全体における情報の量は増加の一途を辿っています。従来、こうしたデータの多くは有効に利用されているとは言い難い状況でしたが、ハードウェアのパフォーマンスが向上し、さらに大量のデータを効率的に処理するソフトウェアが現れたことなどにより、サービス品質の向上や将来予測を目的として、いわゆる「ビッグデータ」を役立てようという動きが加速しています。 ただデータを蓄積・管理するためのミドルウェアとして幅広く使われている従来のRD