マンキュー先生も野次馬的に取り上げているし、あちらでは結構盛り上がっているみたい。 ざっと目を通して理解したところによれば、まずサックスがScientific American誌に寄稿した論文の中で、北欧の福祉国家がイギリスやアメリカといった新自由主義の国家に比べより優れた経済パフォーマンスをあげていることから、かつて著書の中で社会主義国だけでなく福祉国家も「隷属への道」を歩むと主張したハイエクは間違っていた、と断定する文章を書いたことに端を発する。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2006/10/sachs_friedrich.html それに対しイースタリーは、サックスはあたかもハイエクが全ての社会保障は不要だと主張したかのように議論を捻じ曲げていると指摘し、また黒人・移民問題を抱えているアメリカ社会の貧困問題を北欧諸国