今年5月に沖縄県石垣市の民家から現金約800万円が盗まれた事件で、八重山署は現金を盗んだとして、小学5年の男子児童(10)を児童相談所に通告したことが2日、分かった。通告は6月30日。 同署によると、5月7日午後、市内の男性から「家でタンスなどに保管していた現金約800万円が盗まれた」との通報があった。一方、男児は盗んだ金で、高額なテレビゲームを買うなどの遊興費として使っていた。 数日後、不審に思った父親が男子児童を問いただしたところ、民家に侵入し、現金を盗んだことを認めたため、同署に出頭。男性に謝罪し、弁償した。 盗まれた現金の大半は残っていたが、男子児童は小学校の同級生ら約20人に、最高で数十万円の現金を配っていたという。周辺では「お金の使い方がおかしい」などと、うわさになっていたという。 同署は「児童福祉司の指導が必要」との意見をつけて、非行内容などとともに児童相談所に通告し