埼玉県鴻巣市の市長給与、市議報酬引き上げの動きがあるとして、これに反対する市民グループ「議員・市長の賃上げストップ鴻巣市民の会」は、議会に関連議案の提出をしないよう求める原口和久市長あての要望書を16日に提出する。 原口市長の諮問を受けた「市特別職報酬等審議会」(村田正佳会長)は昨年11~12月に計4回の審議を行った結果、市長給与は月額90万8000円(現行88万4000円)、市議報酬は同39万円(同36万5000円)が妥当とし、原口市長に答申した。〈1〉合併で業務量が増加した〈2〉近隣市の平均に比べ現行額が少ない――などを理由に挙げた。 これに対し、1月に発足した「市民の会」の斎藤政昭代表(69)は、「震災で多くの人が苦しみ、国会でも議員の削減が検討されている時に、賃上げは時代に逆行している」としている。 同会が独自にアンケートを行った市民約1800人のうち、9割以上が引き上げに反対して