今考えたら、“ヤングなでしこ”などというベタベタなフレーズを付けて、ビジュアル系の選手達の“顔”を使った前宣伝で国民を煽る必要なんてなかったんじゃないか*1、と思うくらい、この夏のU-20日本女子代表は輝いていた。 男子と違って、フル代表が世界の頂点に限りなく近いところにいる女子サッカーの世界、しかも、今のチームの主力選手達が下の年代別大会で世界の2番目に輝いている“黄金世代”だったとはいえ、U-20の大会で3位に入ったのは初めてのこと。 しかも、岩渕真奈選手や京川舞選手といった、本来であればこの世代で主役を張れるはずのメンバーを欠いてのこの結果だから、地元の利を差し引いても、「快挙」というほかない。 この半月で、一気に女子サッカー界のスターへと駆け上がった田中陽子選手をはじめ*2、柴田選手、西川選手といった攻撃系のプレイヤーが持ち味を如何なく発揮したかと思えば、キャプテン・藤田選手との絶