1億5千万円使途不明 遺棄容疑者の会社、破産手続きへ2008年11月23日3時2分印刷ソーシャルブックマーク 静岡県富士市の山林で06年10月、運送会社役員の栩野雅晴さん(当時66)が遺体で見つかった事件で、殺害を依頼したとされる寺岡誠吉容疑者(71)=死体遺棄容疑で逮捕=が社長を務めた同社で、1億5千万円が使途不明になっていたことが同社関係者の話で分かった。警視庁は、寺岡容疑者が着服し、一部は殺害実行者への報酬や逃走資金などに使われた疑いがあるとみて調べている。 寺岡容疑者は今年1月に社長を退任。同社は近く破産手続きに入るという。 同社関係者によると、使途不明金は今年の3月期決算で発覚した。同社は寺岡容疑者の退職金として処理。同時に、約4千万円あった従業員の積立金の大部分も消えていたのが見つかったという。 同庁によると、栩野さんは06年9月7日、自宅マンション近くの駐車場で拉致され、乗用