蚊に刺されているとき、腕に力を入れると筋肉が締まって蚊の針が抜けなくなるのだとか。その瞬間にパシッと叩けば、かゆみは残れど気持ちだけはスッキリ…? 写真提供/害虫防除技術研究所 医学博士 白井良和 かゆみに気づいて腕を見ると、蚊に刺された跡が。またやられた。こんなときに限ってかゆみ止めの薬はないし、かきむしると跡が残ってしまう。何かいい方法はないの? ということで、まずは敵である蚊を知ることに。 「私たちが刺される可能性が高いのは、夕方に戸外で見かける白と黒の縞模様のヒトスジシマカと、夜間に家の中に入り込んで吸血するアカイエカ。ただし蚊にも活動しやすい気温があり、30℃を超えるような暑さだと活動は低下します。人が過ごしやすい時期は、蚊も活動的なんです」と教えてくれたのは、『蚊の科学』(日刊工業新聞社)の著者・荒木修さん。 涼しくなるこれからの季節は、まだまだ蚊に刺される可能性大というわ