賃貸トラブルでは何かと悪者にされがちな大家さん。 部屋を借りたのはいいけれど、大家さんから申し渡された禁止事項の多さにうんざりしている人もいることでしょう。 でも、大家さん側からすれば店子さんに厳しい注文をだすのは、トラブルを事前に防止するためでもあるのです。 今回は現役の大家Aさんから今までに実際にあった店子さんとのトラブルの実例をお聞きしてきました。 ケース1 店子さんがある日突然夜逃げした。 「夜逃げは本当に大家泣かせですよ。 家財道具を全部持って行ってくれるならまだいいですが、置きっぱなしにされても大家は勝手に処分ができません。 部屋の解約も、店子の同意が得られない限りできないのです。 まずは保証人に連絡して、家財道具の引き取りをお願いしたり、処分費用を請求したりするのですが、保証人がごねたりした場合は、明け渡し裁判をしなければいけません。 時間もお金もかかり大家は大損です。 です