“号泣”兵庫県議会議員の不適切経費処理から学ぶ社内手続き整備の必要性 1年間に195回の日帰出張を繰り返したとされる兵庫県議会の野々村議員の「政務活動費」の不適切な支出が世間を賑わしている。 城崎!いいところだ。カニは美味いし、温泉もあるし。「温泉エエな~、カニ鍋エエな~ 県議に嫉妬」との想いは、創業手帳編集部だけではないと思うが、問題の議員の行動について、現時点(平成26年7月7日時点)では、県議会がその法的責任を問うというような報道はなされていない。 庶民の一般的な感覚からすると、明らかに不適切な行動であるとも思われるが、これはどういうことであろうか? 今回は、この議員の行動に関する法的問題を考えながら、企業における経費清算にも目を向けてみよう。 法律違反なのか? 政務活動費に関連する法令を見てみると、政務活動費とは「議員の調査研究その他の活動に資するため必要な経費」とされており(地方