過払い金30億円流用疑い 破産の東京ミネルヴァ―弁護士会 2020年07月08日12時07分 破産した弁護士法人「東京ミネルヴァ法律事務所」(東京都港区)が、金融業者から回収した過払い金約30億円を依頼者に返還せず流用した疑いがあることが8日、所属する第一東京弁護士会(一弁)への取材で分かった。一弁は業務上横領や背任などの容疑に当たる可能性があるとみて、刑事告発も検討している。 東京弁護士会、弁護士法人を業務停止 過払い金めぐり紹介料 一弁によると、同事務所は受任した過払い金返還請求事件で、貸金業者から返還を受けるなどして預かっていた依頼者数千人分の資金計約30億円を流用した疑いがある。広告料やコンサル料などの支払いに充てていたとみられる。 代表だった川島浩弁護士は一弁の聞き取りに流用を認め、「負債があったが、経営を立て直せると思っていた。申し訳ない」と話したという。 同事務所は、依頼者に