「グッドデザイン賞」を運営する日本産業デザイン振興会(港区赤坂9)は5月14日、会見を開き、今年度グッドデザイン賞の開催概要を発表した。 1957年から続くグッドデザイン賞は、優れたデザインを発掘し、表彰する仕組み。昨年は三洋電機の乾電池「エネループ」をはじめとする「eneloop universe Products」が最高賞の「グッドデザイン大賞」を受賞するなど、これまでに32,000点以上が受賞している。 52回目となる今回は、新たに審査理念を見直し、応募テーマの改定を行った。会見で審査委員長を務める建築家の内藤廣さんは「日本は特殊な状況にある」と指摘し、「人口の減少、地球規模の問題、イノベーションの3つが日本の人間生活を変えつつあると思う」と、日本の置かれた状況を説明。このような状況においてグッドデザインはどのように変わるべきかを見直し、改定に至ったという。 具体的には、「近未来のユ