ブックマーク / sumus2013.exblog.jp (1)

  • daily-sumus2

    『叢書・エクリチュールの冒険 賽の一振り』(柏倉康夫訳、月曜社、二〇二二年三月一八日)読了。『賽の一振り』については、もう十年以上前になるが、『ステファヌ・マラルメ 賽の一振りは断じて偶然を廃することはないだろう 原稿と校正刷 フランソワーズ・モレルによる出版と考察』(柏倉康夫訳、行路社、二〇〇九年三月二五日)を紹介したことがあった。そのには、雑誌発表の紙面、自筆原稿、豪華版の校正刷などがカラー図版として収められており「賽の一振り」を研究するための必読書となっているのだが、ただし、詩そのものの日語訳はあえて付されていなかった。原文は短い語群として逐語的に周到に翻訳されている。この詩そのものがそれらの語群につながりをもたせることを読者に任せている気味もあるため、それはそれで非常に賢明な判断だと思われた。

    daily-sumus2
  • 1