そもそも、ここでいう「世帯」や「世帯主」とは、住民票上の言葉のことで、世間一般に使われているような、たとえば、「世帯をかまえる」「世帯じみる」「世帯道具」「世帯持ち」の「世帯」とは、少し意味が違うところもあります。 さて世帯とは、「居住と生計をともにする社会生活上の単位である」とされています。 「居住」と「生計」の2つの要件がありますので、夫婦でも別居していれば、別世帯になりますし、同棲中のカップルなど赤の他人でも一緒に住んでいて生計も一緒なら同じ世帯といえます。 大学生など寮、下宿等で数人が同じ所に住んでいる場合、通常は生計は別なので、それぞれ別な世帯となります。 また、おじいちゃん、おばあちゃん、父、母、子供の5人家族の場合は、5人で1世帯という家族もありますし、おじいちゃん、おばあちゃんの2人で1世帯、父、母、子供の3人で1世帯というように、2つの世帯に分かれている家族もあります。