東京・下北沢。かつてこの場所には、戦後の闇市をルーツに持つ「駅前食品市場」という名前の横丁が存在していた。1980年代初頭までは50軒ほどの衣料品店、飲食店が軒を連ね、劇団員やミュージシャンらがトタン屋根の下で朝まで飲み明かし、夢を語った。その後、横丁の店は徐々に減少し、2017年8月には名物酒場が一軒残るのみとなった。なぜ横丁は磁石のように人を惹きつけ魅了し続けるのか。消えゆく酒場の越年に密着した。(ノンフィクションライター・中原一歩/Yahoo!ニュース 特集編集部)
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