社会 万引き少年、5年で3倍 「反省なし常習犯」増加2006年8月19日 県内の少年の万引検挙・補導人員の推移 県内の少年による万引の摘発・補導人員数が、最近5年間で3倍以上に急増していることが県警の調べで分かった。県警や量販店関係者らによると、店舗数が増えて万引しやすい環境が広がったことを要因に挙げる一方、「見つかっても反省しない常習犯が増えたため警察に通報せざるを得ない実情がある」と説明している。さらに、摘発・補導された子供の大半は非行歴がなく、「普通の子だが万引しても反省しない」という現代の万引少年の実態が浮き彫りになっている。 県警の調べでは、2005年の摘発人員数は1246人(被害額約2500万円)。うち20歳未満の少年は900人で7割強を占める。少年だけの推移では10年前の1996年はわずか27人だが、年々右肩上がりで急増している。検挙された少年の88・6%が非行歴がなく、1