11R日本ダービー(東京優駿)は、1着5番コントレイル。2着は12番サリオス(中央右)=5月31日、東京競馬場(蔵賢斗撮影) 東京都府中市の東京競馬場で5月31日、3歳サラブレッドの日本一を決める日本ダービー(東京優駿)が無観客で開催された。昭和7(1932)年に始まった伝統あるレースで無観客は戦後初。新型コロナの感染拡大でプロ野球、サッカーJリーグなどプロスポーツが相次いで開催を見合わせる中、日本中央競馬会(JRA)ではインターネットの会員を増やし、売り上げは快走した。 例年、徹夜組を含め、10万人を超える大観衆が押し寄せる競馬の祭典。平成2年には最多の19万6517人が詰め掛けた。今年は一転、スタンドは無観客で静まり返る異様な光景の中で開催された。 新型コロナ感染対策のため、取材陣の人数なども制限。コントレイルを無敗の2冠に導いた福永はレース後、観客がいないスタンドに向かって、一礼。優