札幌・ススキノ地区の新型コロナウイルス感染者が減少している。1月の接待を伴う飲食店の感染者数は昨年11月の約1割で、クラスター(感染者集団)は発生していない。飲食店などを対象にした休業・営業時間短縮要請が奏功した形だが、道は要請期間をさらに延長する方向で調整している。要請継続には、店側への丁寧な説明が求められそうだ。 市保健所によると、ススキノの接待を伴う飲食店の感染者数は昨年11月は212人だったのに対し、同12月は7割減の66人、1月は12日現在で26人にとどまっている。クラスター件数も昨年11月が7件で、同12月は2件と減少。今年1月は現時点で発生していない。 感染者減の要因はススキノの飲食店を対象にした休業・時短要請だ。道は昨年11月7日から、午後10時以降の営業自粛や休業を要請。12月から感染者数は減少傾向だったが年末年始の人出を警戒し、道は12月26日以降もススキノの接待を伴う